2007年 02月 22日
ベンジャミン・フランクリン効果 |
仲の悪い相手からお金や物を借りると、相手が自分を好きになる。
逆もしかりで、嫌っている人に物を貸すと相手を好きになれる。
これを心理学用語で「The Ben Franklin Effect」という。
私のお気に入りである社会心理学の中で唯一、
ホントかいな~?と疑っているセオリーだ。
ベンジャミン・フランクリンがペンシルバニアの議員時代に、
彼の政敵に実際に使った策略であることからその名がついた。
いちいち邪魔をしてくるその政敵に
手紙を書いて2度ほど本を借りたところ、
相手の態度がいきなりナイスに。
しかも生涯の政治的協力者になったというのだ。卑怯なヤツめ。
これは心理学でいうところの
「心のモヤモヤ(認知的不協和)」をうまく利用している。
己の言動が矛盾したとき、人は無意識に自分を納得させるものらしい。
たとえば、彼女に誘われすっごくまずいフランス料理を食べたとする。
食べた事実は消せないし、$200も払ったし、
彼女は感動してるし、何しろ「まずかった」と言って愛情にヒビを入れたくない。
「ねね、どうだった?美味しかったでしょ?」
「う、うん、美味しかったね・・・」(モヤモヤ)
(ラーメンの方がましだ!でも言えない)→(サラダだけは普通だった)
→(そういえば予約もなかなか取れなかった)→(自分がおかしいのか?)
→(考えようによっては肉の味付けも斬新といえる)→(結構美味しかったのかも・・・)
B・フランクリンの作戦もこのセオリーのひとつで、
政敵の「嫌いなのに貸してしまった」→「貸した俺はヤツが好きに違いない」という
モヤモヤをうまく使ったわけだけれど・・・
そんな単純なものなのかなぁ。
頼られたことが嬉しいとか、もともと信頼はしてたとか、
思いっきりひねくれてみるならば、なんて心の広い自分!と喜んだとか、
何か別の要因があるんじゃないかなぁ。
それより、「本返ってくるかな・・・」→「返ってきた!」(ちょっとした興奮)が
いわゆる「吊橋効果(橋を渡る恐怖のドキドキを好意と勘違いする)」を
生んだと考えたほうが、なんだか私にはしっくりくるんだけどなぁ。
記憶がないだけで自分も同じなのだろうか???うーん。
ちょっと試してみたい気もするけれど、
ここに書いてしまったらうっかり本も借りられないことに気づいた。
いやいや、本やお金が殺到したりして。
逆もしかりで、嫌っている人に物を貸すと相手を好きになれる。
これを心理学用語で「The Ben Franklin Effect」という。
私のお気に入りである社会心理学の中で唯一、
ホントかいな~?と疑っているセオリーだ。
ベンジャミン・フランクリンがペンシルバニアの議員時代に、
彼の政敵に実際に使った策略であることからその名がついた。
いちいち邪魔をしてくるその政敵に
手紙を書いて2度ほど本を借りたところ、
相手の態度がいきなりナイスに。
しかも生涯の政治的協力者になったというのだ。卑怯なヤツめ。
これは心理学でいうところの
「心のモヤモヤ(認知的不協和)」をうまく利用している。
己の言動が矛盾したとき、人は無意識に自分を納得させるものらしい。
たとえば、彼女に誘われすっごくまずいフランス料理を食べたとする。
食べた事実は消せないし、$200も払ったし、
彼女は感動してるし、何しろ「まずかった」と言って愛情にヒビを入れたくない。
「ねね、どうだった?美味しかったでしょ?」
「う、うん、美味しかったね・・・」(モヤモヤ)
(ラーメンの方がましだ!でも言えない)→(サラダだけは普通だった)
→(そういえば予約もなかなか取れなかった)→(自分がおかしいのか?)
→(考えようによっては肉の味付けも斬新といえる)→(結構美味しかったのかも・・・)
B・フランクリンの作戦もこのセオリーのひとつで、
政敵の「嫌いなのに貸してしまった」→「貸した俺はヤツが好きに違いない」という
モヤモヤをうまく使ったわけだけれど・・・
そんな単純なものなのかなぁ。
頼られたことが嬉しいとか、もともと信頼はしてたとか、
思いっきりひねくれてみるならば、なんて心の広い自分!と喜んだとか、
何か別の要因があるんじゃないかなぁ。
それより、「本返ってくるかな・・・」→「返ってきた!」(ちょっとした興奮)が
いわゆる「吊橋効果(橋を渡る恐怖のドキドキを好意と勘違いする)」を
生んだと考えたほうが、なんだか私にはしっくりくるんだけどなぁ。
記憶がないだけで自分も同じなのだろうか???うーん。
ちょっと試してみたい気もするけれど、
ここに書いてしまったらうっかり本も借りられないことに気づいた。
いやいや、本やお金が殺到したりして。
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by goalaska
| 2007-02-22 14:52
| 受け売り心理学