2005年 08月 23日
司馬遼太郎「国盗り物語」 |
全4巻ようやく終了。
司馬遼太郎の作品は、登場人物に興味をもてるかどうか
(司馬遼太郎の目線になれるかどうか?)が、
読書の速度に大きく関わってくるような気がする。
他の小説の場合、たとえ主人公がつまらない人物でも、
作品そのものが面白ければ読み進むことが可能だ。
しかし、「国盗り物語」の場合、
(「坂の上の雲」もそうだった)
一気に読める部分と全く進まない部分が明らかに分かれる。
それが氏の特徴なのか、
取り上げる人物の魅力のせいなのかは判らない。
同時に、前にも書いたが「読むべき時」もあるようだ。
デレデレダラダラした脳内夏休み中状態だと、
壮大さに押されて前に進めなくなってしまう。
読み手にも、攻撃性というか野望というか、
ある種のやる気を必要とするとおもう。
財界人のトップには、「坂の上の雲」を座右の銘に
している人が多いと聞く。
私が初めて司馬遼太郎を手にしたのは18~19歳のころ、
「項羽と劉邦」だったが、上のようなことは感じず
夢中で読んだ記憶がある。
なんなんだ、この差は。
そういえば、女性の描く女のための小説も最近苦手だ。
自分が歳をとって、枯れてしまったせいなのかもしれない。
大きな夢が持てたら、今度は一気に読めるかなぁ?とほほ。
司馬遼太郎の作品は、登場人物に興味をもてるかどうか
(司馬遼太郎の目線になれるかどうか?)が、
読書の速度に大きく関わってくるような気がする。
他の小説の場合、たとえ主人公がつまらない人物でも、
作品そのものが面白ければ読み進むことが可能だ。
しかし、「国盗り物語」の場合、
(「坂の上の雲」もそうだった)
一気に読める部分と全く進まない部分が明らかに分かれる。
それが氏の特徴なのか、
取り上げる人物の魅力のせいなのかは判らない。
同時に、前にも書いたが「読むべき時」もあるようだ。
デレデレダラダラした脳内夏休み中状態だと、
壮大さに押されて前に進めなくなってしまう。
読み手にも、攻撃性というか野望というか、
ある種のやる気を必要とするとおもう。
財界人のトップには、「坂の上の雲」を座右の銘に
している人が多いと聞く。
私が初めて司馬遼太郎を手にしたのは18~19歳のころ、
「項羽と劉邦」だったが、上のようなことは感じず
夢中で読んだ記憶がある。
なんなんだ、この差は。
そういえば、女性の描く女のための小説も最近苦手だ。
自分が歳をとって、枯れてしまったせいなのかもしれない。
大きな夢が持てたら、今度は一気に読めるかなぁ?とほほ。
by goalaska
| 2005-08-23 14:43
| 本、あれこれ